どーも、みーたです。>>>

ピロリ菌チェックは若いうちに済ませておいた方がいい

突然ですが、みなさんピロリ菌のチェックは済んでいますでしょうか?

そう、胃がんの原因になるアレです。

聞いたことあるけど詳しくは知らない。
というか関係ないし、そもそも興味が湧かない。

さては、、、そう思っていましたね?

全然大丈夫です。
そんなあなたは至って正常です。

きっと僕も医者じゃなかったらピロリ菌なんかに興味はなかったと思います。

ただこれだけは言えることですが、


一生のうちにピロリ菌のことを真剣に考えるタイミングは1回で十分だということ。


なぜならピロリ菌を一度除菌すれば、その除菌効果はほぼ一生持続するからです。


ピロリ菌は胃がんの元凶であり感染しているだけで胃がんのリスクとなります。
そして菌にさらされている期間が長ければ長いほど胃がんになる可能性は上昇します。

逆に言うと、
若いうちにピロリ菌のチェックをして、菌がいたらさっさと除菌を済ませるのが最も効果的と言えるのです。

これが将来胃がんで大切な時間を奪われないために今できるベストな選択肢です。

この記事を読んだらすぐにピロリ菌の検査を受けて、3ヶ月以内に除菌治療まで済ましてしまいましょう。

それでは行きますよー。

この記事で伝えたいこと

  • 胃がんの99%にピロリ菌が関与
  • 若い人でも感染している人はまぁまぁいる
  • 保険診療で治療するには胃カメラが必須
  • 除菌効果はほぼ一生続く
  • 除菌成功率は約9割
  • やるなら除菌効果判定までやる

胃がんの99%にピロリ菌が関与している

ピロリ菌を一言で表すならば『胃に感染して胃潰瘍や胃がんの原因となる菌』と言うのが最もシンプルでわかりやすい。

胃がん患者の90%以上にピロリ菌が感染しているというデータがあるくらいピロリ菌と胃がんの関係は根深いです。

とある報告ではピロリ菌に感染している人は感染していない人の約15倍も胃がんになりやすいとまで言われています。

つまり胃がんを予防するためにはピロリ菌のチェックと除菌が必須ということ。

若い人でもまずまず感染している

ピロリ菌は免疫のまだ発達していない子供の頃、ピロリ菌に感染した親からの口移しでうつることが多いとされています。

ですので両親にピロリ菌除菌歴があったり、胃潰瘍や胃がん治療歴がある場合は自分もピロリ菌に感染している可能性があります。

除菌治療が浸透したことで、若い世代のピロリ菌保有率はそれほど高いものではありません。
しかしまだ一定の確率でピロリ菌が陽性となる20-30代の方はみえるので検査はしておいて損はないでしょう。

ちなみにピロリ菌は大人から子供へはうつりますが、大人から大人へは基本的には感染しません。
ですのでキスや食事のシェアでうつることはないのでご安心ください。

保険診療でピロリ菌診療を受けるには胃カメラが必須

病院に行ったらすぐピロリ菌の検査や治療ができるのかと言うと残念ながらそうではありません。

ピロリ菌の検査や除菌治療を保険診療で受けるには事前に胃カメラを受ける必要があります。

そもそも除菌治療自体が胃がんの予防を目的としているため、すぐに治療を要するような胃がんなどの病気がないかを確認しておく必要があります。

胃カメラ受けたくないですよね・・・。

でもここはしょうがない。
胃カメラを受けましょう。
消化器内科の先生はみんな優しい先生ばかりです(笑)

ピロリ菌の除菌成功率はおよそ9割

血液検査や尿検査、胃カメラなどでピロリ菌の検査を受けた結果が陽性なら除菌治療をおこないます。

除菌治療は2種類の抗生物質と1種類の胃薬を計1週間内服するだけで終わります。

除菌成功率はおよそ9割と高確率で除菌することができます。

運悪く1回の除菌でうまく行かなかった時は2回目の除菌治療をおこないます。

除菌効果はほぼ一生続く

一度ピロリ菌の除菌に成功すると再感染する可能性は約1%と言われています。
つまり若いうちに一度しっかり除菌しておけば、その除菌効果はほぼ一生続きます。
具体的には除菌治療を行うと胃がんになるリスクが3分の1まで下がるとされます。

ただ注意したいのはリスクが下がるだけで胃がんにならないわけではないです。
除菌後の方は1-2年に1回の胃カメラが推奨されています。

やるなら除菌判定までやり切る

除菌薬を飲み切ってから4週間以上の間隔を空けて治療判定をおこないます。
ピロリ菌がしっかり退治できているかを判定する検査です。

検査方法は吐いた息で判定する検査(尿素呼気試験)か便を提出する検査(便中抗原検査)でおこないます。
胃カメラは除菌判定で飲むことはないので大丈夫です。

たまに除菌の薬だけ内服して判定に来られない人がいますが正直もったいない。
もし除菌できていなかったら治療せずじっとしていたことと変わらないので、ちゃんと判定までしましょう。

結論

若いうちにピロリ菌のチェックをしておくことは胃がんにならないために今できる最善の選択肢です。
ピロリ菌がいたら早めに治療を。

もしピロリ菌を除菌したならその後も定期的な胃カメラは忘れずに。





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